有馬記念

とにかくキタサンブラックは勝てないありきで予想を組み立てているが、何が勝つのかサッパリ浮かんでこない。

馬場は内側が良いと思っていて、ペースはキレ勝負には持ちこまないが逃げ馬不在。普通に考えるならキタサンブラックの逃げなんだが。

それで2頭出しのサトノやトーセンさんが邪魔をする戦略はあるのだろうか?

そんなことを考えながらも、キタサンブラックは番手でも折り合える馬。逃げ後という点だけが嫌なだけで。宝塚記念の様にシュヴァルグランやシャケトラの積極策でペースが流れれば馬券外のシーンは浮かぶのだが、その積極策組も馬券外だった点とシュヴァルグランはJCで勝っただけにキタサンブラックより前という選択肢は想像できない。
シャケトラが再度積極策ならチャンスがあるように思うが、福永でその考えはリスクが大きく、宝塚記念ではシュヴァルグランで逃げたが、シャケトラではJCの敗退と過去の好成績時のポジションから控える気がする。

どう考えてもキタサンブラックにお誂え向きな展開しか浮かばない。捻って考えるなら、秋天でやらかした出遅れ再発。今回ばかりは出遅れると内を通れる気がしないので、その場合は馬券外という画が浮かぶ。


さて、本当にキタサンブラックが勝たないという予想ありきでいいのか?というところに戻ってしまうのだが、何故勝てないのか?というのは3歳からクラシック戦線を走っていた馬の5歳時は下降曲線が多いということ。
ジェンティルドンナ、オルフェーヴル、ドリームジャーニーというのが5歳勝ち馬。

勝たれたら仕方ない。


スワーヴリチャードは枠から勝ち負けに持ち込むのは針の穴を通す騎乗が必要になりそう。


◎サトノクロニクル


前走のロングロングスパートで押し切れたのを評価。

前半スローで前々で押し切れる持続力に夢を託す。そういうのがハーツクライ産駒の特徴。


カレンミロティックの逃げショックも考えたが、勝ちまでは想像できなかった。



【追記:2/15 16:00頃】
今更語ることもないのでサクサクっと。

やはりペースは緩み、馬場は内の方が良かったと思う。この時点でスワーヴリチャードの枠とポジションを考えると4倍台のオッズは売れすぎに思う。キタサンブラックに関しては前年でさえ2.7倍なのに1.9倍になる始末。一瞬全てが同馬向きに思ったから全てを覆して本命にすることも考えたが、オッズを見るとやっぱり負ける方に舵を切ることにした。

後々になって知ったのですが、色んな番組にユタカがゲスト出演してキタサンブラックの応援行脚をしていた。JRA側の営業なのか、番組側の営業なのか知りませんが、正直勘弁してほしい。「北」が一年を表す文字になったことで一気にキタサンブラックの空気になって一般層も味方につけた。邪魔しに行ける空気ではない。

レースラップを見ると、意外にペースを落としすぎていて、レースラップを事前に伝えられていると、キタサンブラックはキレ負けしたでしょ?って思うのが第一感。それでも押し切った辺りが馬場の恩恵だと思っているのですが。

スワーヴリチャードは出負けで終了。直線は不利を与えてタチが悪い。

穴は前に行く馬ということで、そういう安定騎乗こそ戸崎の真骨頂だと思ったのですが、完全にルメールとポジションが逆。ルメールは枠順抽選からユタカマークの発言通りに先行。この臨戦で本当に前に行けるのか?と半信半疑だったのですが、ノープレッシャーのルメールは有言実行の好位であっぱれ。そのポジションを戸崎に確保してもらいたかったのですが。

シャケトラの2番手追走は唸ったのですが、JCで完敗している分、強気に動けないのも仕方ない。それらはキタサンブラックが各レースに出走して完封してきたことが好位組を金縛りにさせたとも言える。

リアルタイムで見ていて一番唸ったのはヤマカツエース。あれぐらい振り切った競馬をするから池添の胆力は恐ろしい。競馬は文句無しだけに、好走できなかったのは他の要因だと思っている。


キタサンブラック
この1年だけで中央4場のG1制覇は立派だと思う。レース前に母父サクラバクシンオーから負けると思った菊花賞とスタートして出遅れした瞬間に負けたと思った秋天は当分忘れられない。

クイーンズリング
実質3着。

シュヴァルグラン
実質2着。外人ジョッキーならもう少しロスの少ない競馬をすると思ったけれども、枠なりに出て控えて外追走という競馬。外人ジョッキーの期待値が高い分、酷い。今になって思うのは、同馬の単勝を買うべきだったかなぁってところ。


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